ABS装備車でのブレーキングのポイント

バイクにブレーキをかけても、乗る楽しみはそのままに

原則として、ABSを装備したモーターサイクルでも、ABSを装備していないモーターサイクルと同じようにブレーキングします。

  • 可能な場合は、フットブレーキからブレーキングを開始します。
  • ブレーキレバーを素早く、かつ穏やかに引きます。ブレーキパッドがディスクに完全にあたっている状態でのみ、迅速にしっかりとブレーキ圧を高めることができます。
  • 直線道路での緊急ブレーキの場合は、ABSを作動させるために十分にブレーキレバーを引き、ブレーキペダルを踏み込みます。ABSの作動は、ブレーキレバーやブレーキペダルがわずかに振動することでわかります。
  • 緊急ブレーキ中は、常にクラッチを切ります。
  • コーナリングでブレーキをかけるときは、フロントホイールがサイドにスリップしないよう、ブレーキ圧を徐々に上げてください。
  • ブレーキ操作中はモーターサイクルのリアの挙動に注意を向けてください。リアホイールが浮き上がった場合は、できるだけ早くにフロントブレーキレバーを緩めてリアホイールが接地するようにコントロールします。

最 新のABSシステムは、このような状況でもライダーをサポートしてくれます。ボッシュのGeneration 9モーターサイクル用ABSシステムはすべてインテリジェントなリアホイール浮き上がり緩和機能を備えており、直線走行時に緊急ブレーキをかけるあらゆる状況でフルブレーキ力を発揮できるよう開発されています。

ABSシステムの挙動は特定の状況で変化する場合があり、ABSメーカーやモーターサイクルのタイプによって異なる可能性があることにご注意ください。これはABSシステム自体の相違によりますが、メーカーによるモーターサイクルの設計やABSモードの違いによっても異なります。

日頃から備えておくことが、緊急事態での最善の対処につながります。そのため、定期的にABSが作動するようなブレーキングを練習しておくとよいでしょう。そうすることで、実際にそのような場面に遭遇した場合でも、アンチロック・ブレーキ・システムを十分に利用できるようになります。そのためにも、モーターサイクルライダー向けのセーフティトレーニングを受けるとよいでしょう。